今日は大晦日
2022年ももうすぐ終わり。
旦那さんと一緒にいた頃は、旦那さんの実家で年越しをするのが毎年恒例の行事となっていた。いつもお義父さんが蟹を買って来てくれて、お義母さんが沢山料理を振る舞ってくれて、温かくおもてなしをしてくれた。まだ数回しか経験していない新しい家族との行事は新鮮で、それはそれで楽しかった。
だけどそれは、すぐに壊れてしまうとても脆くてその場限りの楽しみに過ぎなかった。
今年は地元に帰って来て2度目の年越し。実家で自分の本当に大切な家族や娘と過ごす日々は、別に特別な日でなくても価値のあるもの。父はもう70代で、母ももうすぐ70代に突入する。一緒に過ごせる時間は、あとどれくらいだろう…? もし、私が離婚を決断できずに旦那と一緒にいることを選択していたら、旦那や旦那の両親達と何の価値もない日々を過ごして、本当に大切な私の両親や叔母さん達には年1回くらいしか会えず、そうこうしている間にお別れすることになっていたかも…。そう思うとゾッとするな…。少しずつ、日々の忙しさもあり、そんなことを考えることも無くなって来たけど、こういう節目の時は嫌でも考えてしまう。
けれど、別居してから今まで一度も後悔したことがない。
なんか不思議なんだけど、旦那さんは結婚後、人が変わった。それは不倫して女性に夢中になっていたのか、それは分からないけど、モラハラ、暴力も振るうようになったし、だから普通は恋人と別れた時なんかに、あれ…?私も悪かったかな…なんか今思えば楽しかった事ばかりで、こんなところが好きだったなとか思ったりするものなんだけど、そういうのも思わない。ただただ、自分の決断が正しかったことを日々確信している。
自分の直感
直感ってすごいと思う。私は旦那さんと好きで結婚したけど、人柄はあまり良くないという印象だった。だけど、結婚も焦っていたし、母からは、結婚なんて誰としても同じだよという言葉に背中を押されて結婚した。
何ていうか、いいところもいっぱいある、人間だから欠点だってあって当然なんだけど、心から分かり合えない感じ。一緒にいても、全然絆が生まれていないような…感じることや思うことが何か違う感じ。今思うと、やっぱり恋愛と結婚って違う。異性としてドキドキするとか、そんなのはどんなイケメンや美人と結婚してもすぐにそんな感情なくなる。大事なのは、その人を尊敬してるか、嫌なところはあっても、信頼関係が築けられる人か、心の繋がりがとにかく大事。普段は不満に思うことが多々あっても、いざって時に頼りになるか。そして、自分の人生で培った感覚、直感はだいたい正しいから、その感覚を信じること。
私の結婚は、娘に対しては取り返しのつかない失敗をしてしまったけど、大事なことを学んだ。
時間の大切さ
私は、娘から教えてもらったことの1つに「時間の大切さ」がある。
独身の頃は、時間があり過ぎて、もっと1日が早く終わればいいのにと思ったことさえあります(笑)
人間は不思議なもので、当たり前に存在するものに対して、それがどんなに大切か気づかない。失って、急にそれがとても大事だったことに気づかされる。だけど、その頃に気づいてももう遅い。
娘が生まれてから、シングルマザーとなってからは特に、全然時間が足りない!!
平日の忙しさときたらもう大変。毎日が戦場である。そんな日々にイライラする時もあるけど、イライラしたところで、この生活はあと何十年も続いていく。人間だから、どうしてもそんな気分になってしまう時はあるけど、私は、早めに気持ちを切り替えて、なるべく、そんな慌ただしい日常を楽しむように心掛けています。
明日死ぬかもしれない。私達は自分や自分の大切な人が健康で生きているだけでも幸せなことなのに、すぐに忘れてしまうから。私は、毎朝、空に向かって、「今日も私や私の大切な人、みんなが健康で無事に過ごせますように」とお祈りをします。
2023年も、1日1日を大切に過ごしていきたいなと思うのでした。